東野クリニック
東野クリニックブログ ひがちゃん日記
ホーム 診察案内 アクセス 医院紹介 治療内容 ウロウロ お問い合せ
 
次のコラムへ

第1回 前立腺肥大症について1

とあるゴルフ場での校長先生と教頭先生の会話。
『教頭先生。最近おしっこの勢いがなくてね一。かなり気張ってもちょろちょろとしか出ませんよ。そのうえさっきのパットのときなんてちょっと漏れちゃったよ。』
『校長!それはいけませんね。私はおしっこは良く出ますよ。私も勢いこそ良くはありませんが休み時間ごとにトイレに行きますし、夜も2回から3回はトイレに起きますよ。』

さて、皆さんは如何お考えになりますか?
泌尿器科医からの意見としましては、この校長先生も教頭先生も病院へ行くべきです。前立腺肥大症って御存じですか?前立腺は膀胱から出てきたすぐの尿道を包むように存在し、クルミに似た形・大きさで重量は1O〜15gです。臨床的に内腺と外腺に分け、この内腺(実際にはこの部分は前立腺部尿道周囲の粘膜下腺)の腫大したものが前立腺肥大症と呼ばれるものです。(ちなみに前立腺癌の発生するのは外腺の部分です。)

さて、さきほどのお話しでこの校長先生はご自分で排尿困難症状を訴えておられますから病院へ来ていただけると思うのですが、この教頭先生の場合、立派に排尿困難症状があると考えられます。
え?おしっこの回数が多いのに排尿困難?
前立腺肥大症の症状として排尿困難があるのは大体ご理解いただけると思いますが我々は大きく3期に分類しています。

1期・・・夜間頻尿期。刺激症状期ともいい、前立腺が膀胱の出口や尿道を刺激して頻尿、不快感、夜間の頻尿がある場合をいいます。
2期・・・残尿発生期。肥大した前立腺の圧迫がすすんで、1回の排尿で膀胱の中がからっぽにならなくなる時期を示します。
3期・・・膀胱拡張をともなう慢性尿閉期。尿道の圧迫が強くなり、残尿量が多くなり膀胱が尿でパンパンになり尿が漏れたりする症状が出現します。(これを我々は奇異性尿失禁と呼んでいます。)

では、次回、実際に泌尿器科を受診された場合にはどのような検査治療を行なうかお話します。


Copyright (C) 2003 HIGASHINO CLINIC All Rights Reserved.
〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-11-25 Tel: 0797-80-1234