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第2回 前立腺肥大症について2

前回は前立腺肥大症の症状についてお話しました。(まだお読みでない方はこちらからどうぞ。)
今回は、前立腺肥大症で実際に泌尿器科を受診された場合にはどのような検査治療を行なうかお話します。

一番簡単に前立腺の状態を診る方法として直腸内指診があります。炎症のあるなしや大きさ、硬くないかどうか(癌の場合は硬く触れます。)を診ます。前立腺癌の場合も前立腺肥大症と同様な症状が出現することが多いので、鑑別する必要があります。これには血液の検査で鑑別する方法があります。PSA(前立腺特異性抗原)が高値の場合、前立腺癌の可能性について精査をすすめます。が、今回は前立腺肥大症についてですのでまた次の機会に詳しく説明しましょう。次に排尿の状態について詳しく問診しますが、尿の勢いについてはただ漠然と強い弱いでは判断が難しい場合があるので尿流測定(機械の付いているトイレで排尿するだけです。)にて数値として把握します。前立腺超音波検査(肛門より超音波の棒のような機械を挿入し、)で前立腺の重量や形、大きさを測定します。場合によっては膀胱鏡検査や尿道造影検査で実際に尿道がどれくらい圧迫されているかを診ることもあります。他疾患との鑑別がもっと必要なときはさらに検査をする場合もありますが簡単にはだいたいこんなところです。

さて、診断がついたら治療にとりかかります。薬で治ればこれに超したものはないのですが、症状を緩和する薬はあるのですが根本的な治療薬はないといって良いでしょう。(ホルモンの薬で前立腺の肥大を縮小させる薬はあるのですが、これは前立腺癌の治療薬として良く効くものなので癌が見つかったときに使いたいものなのです。)ではどうするか?当院では薬の反応が非常に良い場合、経尿道的高温度治療をまずお薦めしています。しかしこの方法は簡単な方法ではありますが根本的な治療ではありません。薬の反応が悪かったり大きな前立腺肥大症の場合は経尿道的前立腺切除術の適応となります。

ん!と思われた方はいつでもご相談下さい。


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