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第4回 血尿・膀胱腫瘍について

突然ですが、赤いおしっこが出た事はありませんが。これは立派な自覚症状です
。『少し疲れただけだから、おしっこが赤いんだ。』と勝手に判断していないでしょうか。
翌日には特にいつもと変わらないおしっこに戻っていたのでしばらく様子をみていた、という患者さんがいます。
半年後にやっぱり変だと、泌尿器料に来られて、精密検査をしてみると、膀胱癌を認めました。

血尿:血尿とは赤血球が尿に混入した状態をいいます。
肉限的には正常な色をしていても、顕微鏡に赤血球を認める場合を顕微鏡的血尿といい、
肉眼的に明らかに血尿とわかるものを肉眼的血尿と言います。
疼痛等の自覚症状を伴った血尿を症候性血尿。全く症状がなく、血尿のみを認るものを無症候性血尿と言います。
この場合、尿路悪性腫瘍の初期にみられることが多いので注意が必要です。

血尿を来す疾患にはどのようなものがあるのか例を挙げて見ます。
腎腫瘍、腎盂腫瘍、胃炎、腎結核、腎結核、賢外傷、尿管腫傷、尿管結石、膀胱腫瘍、膀胱結石、出血性膀胱炎、
尿道腫瘍、尿道外傷、前立腺肥大症、前立腺癌等の時にみられます。
全ての疾患についての説明はこの紙面では足りないので、膀胱癌についてクローズアップしてみます。
症状は血尿、とくに無症性肉眼的血尿のことが多いです。
突然血尿を来たし、自然に止まる。そしてまた、血尿がでて再び何もしないのに勝手に止まってしまう。
こんなことが繰り返され、血尿の接続時間が長くなり、血尿の止まっている時間が短くなる。
つまり、出血が持続するようになる訳です。
他の症状としては排尿障害、疼痛等を訴える場合もあります。

さて、このような症状の患者さんが来院された場合どのような検査をするかといえば、
当然泌尿器科の我々とすれば、原因を早くみつけるということになる訳です。

(1)尿細胞診(2)膀胱内に尿を貯めてのエコー検査(3)膀胱鏡(内視鏡)により直接膀胱の中を確認する事をまずします。
実際は旺私は『膀胱癌です。』という患者さんはいない訳で先に述べた疾患との鑑別が必要になりますから、
レントゲンの検査や超音波検査は必要となります。
もし、腫瘍が確認された場合、CTや経尿道的膀胱切除術にて組織型、漫潤度を調べ、
必要であれば膀胱全摘出術 + 尿路変更術を行うという流れになります。
いずれの癌でもそうですが、早期発見、早期治療が大切です。くれぐれも自己判断しないことが大切です。


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